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eye4工房の人形は過去に制作したオリジナルドールを原型としています。
但し型として使用してるシリコンや使用する粘土の歪みがあって、いつも同じものができるわけではありません。その都度修正が必要になります。
また使用する材料や工程をできるだけ簡略化して、制作期間の短縮やメンテナンスを容易にすることを目指してはいますが、結局は塗っては削るという、地味な作業の繰り返しがほとんどです。
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こちらが型どりしたシリコンの型です。 この型にラドール・プレミックスを詰めるところから作業はスタートします。
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ラドール・プレミックスをおおむね5mm程度の厚さにのばし、型の内側に均等にはりつけてゆきます。
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手や足についてはそのままラドール・プレミックスを型に詰め込んでゆきます。
指先などは折れやすいので、ステンレスの針金を芯にしています。
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乾燥した手を取り出したところです。バリや逆に型の合わせ面に凹みを生じています。 |
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バリは削り、凹みは柔らかく練ったラドール・プレミックスに少量のジェッソを混ぜたものをのを塗り込んで消してゆきます。
また気に入らない部分があったら、新しく粘土を盛ったり、削ったりしてゆきます
そして乾いたら120番のペーパーで磨きます。
この工程を3回ほど繰り返します。
型どり人形ではありますが、この工程の中でオリジナルの naomi とは全く別のキャラクターになってしまうこともあります。
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関節部分の修正をします。型どりした人形は、シリコン型と粘土の変形によって関節部分は歪みを持ち、ぴったりと合うということは、まずあり得ません。
ここでもラドール・プレミックスの塗り込みとペーパーがけをくりかえします。
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関節部分の仕上げが終わったら、ゴムひもを通す穴の加工に入ります。ドリルで穴を開け、可動部部分はデザインナイフで少しずつ縦に穴を広げてゆきます。
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一般の球体関節人形やSDと同様、人形のパーツはゴムひもで連結します。そのため両手足については2mmの穴をあけ、ゴミひもを固定するためのアルミ線を通しておきます。 |
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表面加工が終わった段階で、縦の溝の奥に見えるアルミ線にフックを結びつけます。
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ラドール・プレミックスは造形しやすいのですが、柔らかく傷つきやすいのが問題です。EASY SLIP は液体粘土で、乾くとビスクドールと同等の強度を持ちます。通常はこれを型に流し込んで人形制作するのですが、私はこれを表面仕上げ剤として使用しています。
こういうことをしているのはおそらく自分だけだろうなあ・・・。 |
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EASY SLIP を3倍程度に水で薄め、3回程度塗布します。
その後、240番のペーパーで表面を磨きます。
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表面の凹凸がなくなったら、EASY SLIP にリキテックスのビビッド・レッド・オレンジを少量混ぜ、更に3回程度塗布します。指先や顔はモールドが消えてしまうので2回にします。
その後、再び240番のペーパーで表面を磨きます。表面には微妙な色むらができますが、これがかえって自然な感じがするのでそのままにしています。
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表面塗装をします。使用するのはMr.カラーの51,111,112の3色だけです。もっとたくさんの色を使ったり、混色しても良いのですが、1回限りの色は破損後の修復が困難になります。そこであえて単純な色遣いにしています。 |
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Mr.カラーの112 キャラクター・フレッシュ(2)をメインに赤みをつけてゆきます。
ハイライト部分を明るくしたいときには111のキャラクターフレッシュ(1)を、影を強調したいときには51のフレッシュを使用します。色合いとしてはかなりソフトですが、これだけでも十分に立体感は出ます。 |
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表面の最終仕上げに入ります。ここでも粘土を塗料として扱います。皮膚の透明感を出すために樹脂粘土 modena に少量のクリアージェッソを混ぜ、水に溶きます。これを5回ほど(指先や顔は3回ほど)スプレーガンで吹き付けます。乾いたら400番程度のペーパーで磨きをかけます。
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最後にウレタン塗料のつや消しを2回、更にMr.カラーのスーパー・クリアー(つや消し)を全体に2回ほど吹き付けて終了です。 |
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Mr.カラーの茶系塗料で眉毛と下まつげを描きます。
目の縁、頬、唇といったところをMr.カラーの112で色味を補ってゆきます。
そして最後にアクリルクリアーで唇、爪につやを出して塗装は完成です。
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関節部分のフックを2mmのアルミ線でつくります。また関節部分は摩耗を防ぐために1mm厚のシリコンシートを加工して挟むようにしています。これは滑り止めにもなります。
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全体で17あるパーツをゴムで結び、イメージに合うウイッグとアイを選びます。このときが人形づくりで一番楽しい時間かな・・・。
1体目の制作開始から完成まで、おおむね1ヶ月半でした。 |
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